「どんなデータを、どの仕組みで取るのか」を1枚にしました。 海外バイヤーがサイトに来てから帰るまでの各段で、何が記録され、何が記録されないかを並べています。 Google アナリティクス(GA4)でできること・できないこともはっきり分けました。 いちばん大事な結論は「誰が見ているかは GA4 では取れない。しかし別の方法で取れる」です(5番)。
記号: GA4Google アナリティクスで取る 自前濱風さまのサイトが自分で記録する 未実装これから作る 取れないどの方法でも取れない
カテゴリを見たメーカーを見た商品を見た)+国・セッション| 取りたいデータ | GA4 | 自前 | いまの状態 |
|---|---|---|---|
| どこから来たか(流入元) | ◎ | — | GA4 を入れると新たに取れる |
| ページ閲覧 | ◎ | ◎ | ✅ 取れている(GA4 へ寄せて自前を減らせる) |
| サイト内検索の言葉 | ○ | ◎ | ✅ 取れている |
| 🔴 0件だった検索 | △ | ◎ | ✅ 取れている。これが仕入れ判断の核 |
| 商品ごとの表示秒数 | ✕ | ◎ | ✅ 取れている(GA4 では取れない) |
| スクロールの深さ | △ | ◎ | ✅ 取れている(GA4 は90%到達の1点だけ) |
| 外部リンクのクリック | ◎ | △ | いま取れていない。GA4 で増える |
| ファイルのダウンロード | ◎ | — | いま取れていない。GA4 で増える |
| 引合の中身 | ✕ | ◎ | ✅ 取れている |
| どの国から | ◎ | ◎ | ✅ 取れている |
| 🔴 どの会社が見ているか | ✕ | △ | 部分的。5番で詳しく |
| サイトを離れた後の商談・受注 | ✕ | ✕ | どちらでも取れない(営業側の記録と突き合わせる) |
?q= 形式なので設定だけで乗る)GA4 = 広く浅く、無料で、いま取れていないものを増やす。
トップ・カテゴリ・検索ページの閲覧記録は GA4 へ寄せられます。
自前 = 業務判断に使うものだけを、深く。
0件検索・商品ごとの秒数・引合の中身——この3つはGA4 では代われません。
⭐ 副次的な効果があります。ページ閲覧を GA4 に渡すと、濱風ポータルと共有しているデータベースの書き込み枠が空きます
(いまの自前の記録は、この枠を食い潰さないよう「離脱時に1回だけ送る」窮屈な作りになっています)。
サイトは5つの層でできています(需要エンジン v2 の設計)。層ごとに、取れるデータの性質が違います。
| 層 | 中身 | ここで取れる需要データ | 主な方式 |
|---|---|---|---|
| ① メーカー一覧 | 日本のメーカーを英語で掲載。事実情報+濱風さまの一次情報 | どのメーカーが見られているか(=どの産地・どの分野に関心があるか) | GA4自前 |
| ② カテゴリページ 解説記事 |
大中小の階層+解説+規制記事 | どのカテゴリで検索から来たか(=主戦場の手応え) | GA4 |
| 🔴 ③ サイト内検索 | 外国語で打った言葉を記録 | 打った言葉/ヒット件数/0件だったもの =「探されたのに無かったもの」=次に仕入れる候補 |
自前 |
| ④ 商品ページ | 事実情報の仕様表 | どの商品をどれだけじっくり見たか(秒数・スクロール) 扱っていない商品なら外部リンクのクリック=関心の強さ |
自前GA4 |
| ⑤ 引合の受け口 | 見積・サンプル・「探しているものが無い」 | 会社・商品・数量・要望=いちばん濃い需要 | 自前 |
「探されたのに無かったもの」は、商品を1件も載せていない状態でも記録できます。
検索された言葉は、掲載の許諾や法的な判断に関係なく貯まるためです。
つまり、画像の話や許諾の話が決まるのを待っている間も、「何が求められているか」は分かる状態にできます。
ここが GA4 の限界であり、濱風さまの目的の核心です。4段階に分かれます。
| 段 | 状態 | 分かること | 方式 | 状態 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 匿名で見ている | 国・見たページ・滞在時間だけ。誰かは分からない | GA4自前 | ✅ |
| 1 | メールを入力した 価格を見るため |
⭐ ここから先の行動が「その人のもの」として繋がる。検索した言葉も、見た商品も、個人に紐づく | 自前 | ✅ |
| 2 | 引合を出した | 会社名・担当者・商品・数量。いちばん確実 | 自前 | ✅ |
| 3 | 🔴 企業別リンクで来た | ⭐ 押した瞬間から会社が分かる。メールを入れる前から | 未実装 | 未 |
GA4 は個人を特定する情報を保存しない設計で、規約でも禁止されています。訪問者ごとに分解することはできません。
つまり「GA4 を入れる」と「誰が見ているかを知る」は、別の仕事です。
GA4 は前者(広く浅く)を安く担い、後者は「企業別リンク」と「引合」が担います。
企業別リンク=こちらから送るリンクを会社ごとに変える仕組みです。 新しいサイトが検索で見つかるまでには6〜12ヶ月かかりますが、こちらから送るぶんには、送った翌日から反応が測れます。 いま未実装なので、ここが最優先の候補です。
| 決めること | なぜ必要か | 誰が |
|---|---|---|
| GA4 のアカウントを会社名義で | Cloudflare と同じ理由です。後から移すのが面倒なので、最初から会社名義で作ります | 濱風さま |
| 最初に狙う地域 | EU 圏を狙うなら、同意の確認画面が要ります(GA4 も自前の記録も同じ)。地域が決まらないと、この画面を作るかどうかが決められません | 濱風さま |
澤田 / 2026年8月18日。「取れる/取れない」は、すべて実装と GA4 の仕様を確認したうえで書いています。 取れないものは、取れないと書いています。ご不明な点はお気軽にお尋ねください。