8月12日にお預かりした宿題の1つです。 「連絡先の数を最大化したい。ただし会員登録でホットリードを取ることとも両立させたい」とご回答いただきました。 この2つは同じ場所では両立しませんが、場所を分ければ両立します。その分け方の案です。
「会員登録」という言葉が、2つの違うものを指しうるためです。 ここがずれたまま作ると、作り直しになります。
| 呼び方 | バイヤーがすること | 濱風さまが預かるもの | こちらの見立て |
|---|---|---|---|
| A. アカウント登録 | ID とパスワードを作る | パスワード(漏洩対策・再発行の窓口・保管方法の責任がついてきます) | 初回接触では過剰だと考えます |
| B. メールを預ける | メールアドレスを1つ入れる。再訪はメールのリンクから | メールアドレスのみ | こちらの推奨。取れる情報はほぼ同じで、責任だけが軽くなります |
再訪問はリンクで足ります。 パスワードを作らせる理由は「また来たときに思い出してもらう」ことですが、 それはメールのリンクで代用できます。覚えてもらう必要がないので、むしろ戻ってきていただきやすくなります。
以下、この資料で「会員登録」と書くときは B(メールを預ける)を指しています。 もし A(パスワードを作る形)をお考えでしたら、そこだけ先にお聞かせください。
| 段 | 誰が見られるか | 見えるもの | お願いすること | 濱風さまが得るもの |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 全員 (検索から来た方も) |
商品名・型番・仕様・容量・MOQ・納期・メーカー名・カテゴリ解説・サイト内検索 | なし | 匿名の需要データ(国・検索された言葉・探されたのに無かったもの) |
| 1 | メールを入れた方 | 価格 | メールを1つ (その場ですぐ見えます) |
メール(未確認)+以後の行動が人単位でつながる |
| 2 | 届いたリンクを押した方 | カタログPDF・数量別の価格・在庫 | メールのリンクを押す | 実在が確認できたメール+会社のドメイン=ここが営業対象 |
| 3 | 引合を出した方 | (商談へ) | 数量・仕向地・お名前 | 商談 |
ここが今回の宿題の中心です。普通の会員登録は、メールを送って→開いて→押して、が終わるまで中身を見せません。 その間に多くの方が離脱します。
今回の案では、順番を逆にします。
押さない方も、それはそれで構いません。 その方の行動(どの商品を見たか・何を検索したか)は メール単位で記録が続くので、需要データとしては生きています。 偽のアドレスが混ざりますが、混ざったまま置いておいて困るのは営業リストとして使うときだけです。 そして営業に使うのは2段の箱だけなので、混ざっていても実害がありません。
これが「①数を最大化」と「②会員登録で質を取る」を両立させる仕組みです。 ふるいを1枚にせず、2枚に分けて、片方を通過しなくても記録は残すという形です。
営業に渡す相手を決める基準です。ここを決めておかないと、2段の箱に入った方を全員同じ扱いにしてしまいます。 現時点の案は次のとおりです。
| 温度 | 条件(案) | 渡し方 |
|---|---|---|
| 熱い | リンクを押した + カタログPDFを取得 または 同じ商品を3日以内に2回以上見た | その日のうちにご連絡先へ通知 |
| 温かい | リンクを押した(それだけ) | 週1回まとめて一覧で |
| 冷たい | メールは入れたが、リンクは押していない | 営業には渡さず、需要データとしてのみ使う |
この条件はあとから数字を見て変えられます。最初から正解を当てる必要はありません。 むしろ「変えられる形で始める」ことが要件だと考えています。
「両立させる」と決めた以上、できているかどうかが分かる形にしておきます。3つ見ます。
片方が下がったときに、どの段を緩めるか/締めるかを判断できます。 3つとも公開してすぐには出ません(訪問者が要ります)。それまでは仮の設定で動かします。
この線引きは設定ファイルの1行で変えられる形にしてあります。
たとえば価格を「メールを確認できた方から」に変えたい場合は、price: 確認済みの方から と書き換えるだけです。
なぜここまでするか——濱風さまが実物を触ってから「ここは見せたい」と思われるのが自然だからです。 その時に作り直しにならないようにしておきます。ただし §3 の「0段に仕様を置く」だけは、変えると入口が消えます。 ここだけは、変える前に一度ご相談させてください。
それ以外(価格を誰まで/カタログPDFを誰まで/電話番号を聞くか)は、 この4段が決まれば自動的に決まりますので、個別にお答えいただく必要はありません。 8月9日の資料「どこまで見せて、何と引き換えにするか」の末尾5問は、この1問に畳みました。