濱風商事さま / 澤田

9月20日 定例 — 進捗と、月次で締めるための準備PROGRESS & MONTHLY CLOSE — 2026-09-20

前回(9月13日)からの進捗と、今日決めていただきたいことをまとめました。 後半は月次で締めるための準備です。今日の決定がそのまま締めの手順になります。

3行で。
① 台帳を全行読み直して、数字の見え方を変える発見が4つ出ました
② こちらで直したものが11件。うち2件は、濱風さまの画面に出ていた数字が誤っていました
③ 今日決めていただきたいのは7件。すべて「台帳からは判定できない」ものです

1台帳の動き(毎朝の記録・13日分)

9月8日から毎朝1行ずつ記録しています。台帳は「今の状態」しか持たないためです。

9/8〜9/159/16 以降
売上(税別)15,838,79419,738,794(+390万)
費用(税別)8,579,09610,529,652(+195万)
案件26件26件(変化なし)
集計できない行4件4件(13日間そのまま)

12日間のうち、動いたのは9月16日の1日だけです。月末にまとめて入力されています。 増えた390万の内訳は9月分の4行で、うち2行(195万)は「見込み」です(§2-2)。

案件シートは13日間1件も増えていません。商談が無いのか、入力されていないのかは、こちらでは分かりません。

2台帳を全行読み直して分かったこと

2-1. 売上の 42.3% が「通っているだけのお金」かもしれません

着金(いただく)支払い(お支払いする)金額
ミツフジさま/6月度輸送費SF EXPRESS/6月度ミツフジ輸送費868,400
ミツフジさま/7月度貿易費用SF EXPRESS/mitsufuji7月分5,529,340
E-plus/ミツフジコンテナ9月E-plus/同左1,500,000
潤徳/ミツフジモバイルバッテリー輸送潤徳/同左450,000
合計8,347,740

上乗せゼロでそのままご請求されています。 これを売上に含めるかどうかで、「10億」への進捗が 2.0% にも 1.1% にも変わります。

⚠ 同額だから立替とは決まりません。契約しだいです(§4-2 で伺います)。

2-2. 見込みの2行(195万円)が、9月の実績に混ざっています

着金36行 E-plus 150万/37行 潤徳 45万。備考に「見込み」と書いてありますが、集計は備考を読みません。 計上日が 2026/09/30 のため、9月の実績として数えられています。

2-3. 「3PL」の中身が、実は2つの別物でした

中身金額性質
ミツフジさま向け輸送費7,479,340(90%)上乗せゼロ
umamill さま向け(4件)819,321(10%)6月分だけ 1.03倍の上乗せ

「3PL は売上829万・費用832万で赤字」は、性質の違うものを足した数字どうしの引き算です。

2-4. 1行に複数の取引が入っている行が3つあります

行中身混ざっているもの
着金13行ミツフジさま「6月度業務委託費」714,127円 6つ。うち出張費用の立替が3件(福島・福岡・京都)
着金6行「5月度梱包対応/5月度売上成果報酬」444,019円2つ
着金18行「7月度業務委託費(貿易)」511,782円2つ

性質が違うものが1行にあると、どの区分にも入れられません。 着金13行は、出張費の立替が入っているなら、その分は売上ではありません。

3画面に出ていた数字が誤っていました(2件)

正直にご報告します。こちらの作り方の誤りで、ポータルに誤った数字が出ていました。
出ていた表示正しくは
入力の充足率確度込み売上が「100% 揃っています」 15%(数式で22件が 0 に埋まっており、それを「入力済み」と数えていました)
商談の状況「受注 7件 0円」 7件 1,061,000円・金額未入力3件

直しました。あわせて、期間の表示(「2026年4〜8月」で固定になっており、9月が入った今は誤りでした)、 収益構造の表(事業モデルが空欄の費用を黙って消していました)、 読み取り範囲(1000行で切れる設定。案件が増えたら黙って消えます)も直しています。

外部の2つのAIに、同じコードを独立にレビューさせて見つけました。こちらの自己点検では0件でした。

4今日決めていただきたいこと(7件)

#決めることなぜ要るか
1「売上10億」の定義(取扱高/会計上の売上高、税込/税抜) すべての数字の意味が決まります。取扱高 1,974万 / 売上高 1,139万
2立替の扱い(8,347,740円)加藤さまへ4問(下記)
3消費税(課税事業者か・T番号・クラウド債権管理)佐瀬さまへ3問
4事業区分(何を何で分けるか)部門別の損益が出せるか
5原価/販管費の切り分け基準粗利が出せるか
6見込みと実績を分ける列締めた月に見込みが混ざらないように
7集計できない4行(13日間そのまま)合計が確定しません

加藤さまへ4問(立替かどうかの判定)

  1. SF EXPRESS の請求書の宛名は、濱風さまですか、ミツフジさまですか
  2. 運送会社と価格を選んでいるのは、どちらですか
  3. 貨物の遅延や破損の責任を負うのは、どちらですか
  4. ミツフジさまへの請求書に「立替金」と書かれていますか

これらが「濱風さま側」に寄るほど、自社の売上と原価(総額)になります。

⚠ マネーフォワードのプランは 8月11日に「ビジネスプラン」と伺っています(部門は無制限)。改めて伺う必要はありません。

4-1. 当日ご用意いただきたいもの — 請求書の原本11件

「売上(税別)」と「受け取り金額」が同額の行です。合計 10,875,296円=売上の 55%。 免税なら同額が正常ですが、税込が入ってしまっている行も混ざっている可能性があります。 会議中に1件ずつ開いて、5つ(消費税の行/合計額/宛名/品目/「立替金」の記載)を読みます。

#着金企業/案件金額
112行ミツフジ/6月度輸送費868,400
219行ミツフジ/7月度貿易費用5,529,340
336行E-plus/ミツフジコンテナ9月1,500,000
437行潤徳/ミツフジモバイルバッテリー輸送450,000
517行umamill/7月出荷分68,717
627行umamill/8月度フレイト費用439,885
728行umamill/8月D2D配送費用118,954
814行しする/島崎酒造_香港商談会アレンジ費用600,000
932行しする/中村商店_香港商談会_7月開催750,000
1026行Necocross/6,7月度業務委託費330,000
1124行ポーブリーズ/設立費用220,000

10・11 が特に気になります。国内の業務のようにお見受けするので、本来なら10%が乗るはずです。 原本を見れば、その場で決まります。

4-2. 答えを持っている方に、聞いておいていただきたいこと

項目どなたが
金額欄が「-」の4行の意味(13日間そのままです)入力されたご本人
着金11行 エー・アイ・エム 6月ライブコマース:売上3万円を計上済みなのに受取が0円担当の方
営業リスト系のタブ4つをいま誰が使っているか全員

当日その場で埋める表は、別紙「9月20日 会議 作業シート」にあります (着金24行の振り分け・支払い上位8件の判定・税区分11行・決定の記録欄)。

5月次で締めるための準備

先に方針を。目標は「人が毎月がんばる」ことではなく、自動記帳です。
以下の手順は自動化が効くまでの姿で、目標ではありません。理由は §6 に書きました。

5-1. 何をもって「締まった」とするか

次の4つが全部ゼロになったら、その月は締まりです。

#条件
1未分類の行が 0件
2チェック列が全部空(税率の矛盾・期日超過などを自動で鳴らします)
3MF反映が全部「済」または「対象外」
4シートの売上高=マネーフォワードの売上高

⚠ 「入力が終わった」は締まりではありません。4番の突合まで終えて初めて、 顧問の方に出せる数字になります。

5-2. 毎月のカレンダー

いつ誰何を所要
月末(最終営業日)担当メンバーその月の着金・支払いを入力30分
翌月 第1〜2営業日担当メンバー請求書を発行。番号とURLをシートへ写す30分
翌月 第3営業日佐瀬さま未分類とチェックを潰す30分
翌月 第4営業日佐瀬さまマネーフォワードと突合1時間
翌月 第5営業日加藤さま締めの確認・承認15分
毎週1回加藤さま・佐瀬さま入金の消し込み30分

月あたり約3時間。うち2時間は佐瀬さまです。

消し込みだけは週1でお願いします。
月末にまとめると、期日を過ぎた入金に気づくのが最大1か月遅れます。 (いま 37日経過の未確認が1件あります)

5-3. 当面の運用の考え方

「毎日入れる」を前提にしません
実測で、動いたのは13日中1日でした。 守られない規約は、守られないまま放置されます。 月末にまとめる実態に合わせ、締めの日だけを決めます。
人が計算する欄を作りません
締めのタブは数式とチェックリストだけです。計算を人がやると、毎月ずれます。
「入力が終わった」を締めと呼びません
マネーフォワードとの突合までが締めです。突合していない数字は、顧問の方に出せません。

5-4. なぜ自動記帳を目指すのか

人手前提の設計は、すでに失敗が実証されています。
御社の記録に 「2026年4月以降、経費精算と入金の消し込みが一度も処理されていない」 (2026-09-05 佐瀬さま申告)とあります。5か月間、一度もです。
担当の方が悪いのではありません。「毎週やる」と決めた作業は、他の仕事に押し出されます。

こちらの実測でも同じことが見えています——毎朝13日分の記録で台帳が動いたのは1日だけ、 集計できない4行は13日間そのまま、入金の未確認で最も古いものは37日経過。

したがって §5-2 の「月3時間」も、そのままでは同じ道をたどります。 あれは自動化が効くまでのつなぎであり、同時に「何を自動にするか」を特定するためのものです。

目指す姿 — 人が触るのは「判断」だけ

段いま目指す姿
明細を取り込む自動(カード連携は稼働中)同じ
勘定科目・税区分を決める人が1件ずつAI が提案(ルール+過去の仕訳)
案件に紐づける人が1件ずつAI が提案(金額・日付・取引先で照合)
仕訳を登録する人が「登録」を押すAPI で自動(確度が高いものだけ)
入金を消し込む人が1件ずつ(5か月ゼロ)自動照合
月次で締める人が確認例外だけ人へ

人に残すのは3つだけです。 ①契約の事実(立替かどうか・誰の商標か。台帳に無い情報です) ②新しい取引先の初回(1回決めれば2回目以降は前例が効きます) ③例外の承認(確度が低いもの・金額が大きいもの)

鍵になる事実

マネーフォワードの画面では、最後に人が「登録」を押します
自動仕訳ルールは「候補を出す」までで、完全自動の設定はありません (公式: 「仕訳候補を確認して『登録』をクリック」)。
しかし API では仕訳を登録できます(追加料金なし・2026-08-11 確認済み)。 「候補を作る」と「登録する」の間を API で埋めれば、人の操作をゼロにできます。

一気に自動にはしません

段階何を自動に人の作業いつ
第1段入金の消し込み(請求と入金の照合)例外だけ確認10月・決定後すぐ
第2段勘定科目・税区分の提案まとめて承認11月(第1段が1か月回ってから)
第3段確度が高いものの自動登録例外だけ12月〜(的中率を測ってから)

⚠ 各段で「どれくらい当たったか」を測ります(提案のうち人が直した割合)。 測らずに次へ進むと、間違いが自動で積み上がります。 外れ率 5% を切ったら次の段へ、という形でご判断ください。

今日決まると、自動化のどこに効くか

今日決めること効くところ
原価/販管費の切り分け基準これが無いと AI に任せられません(御社の記録にも「仕訳を AI に任せる前提で、先にルールを決める必要がある」とあります)
事業区分部門の自動付与
税区分消費税の自動計算
立替の扱い総額/純額の自動判定
案件IDの採番これが無いと入金の照合が自動になりません

自動記帳のために確認したいこと(5件)

#確認なぜ
1銀行連携は設定済みですか(どの口座が繋がっていますか)入金の消し込みを自動にする前提です
2マネーフォワードの API を誰が使いますか澤田は「一般」権限。管理者へ上げるか加藤さまが担うかが未決(9/13)
3自動で登録してよい金額の上限は全部を自動にすると、間違いに誰も気づけません
4いま「登録を押す」作業は誰がやっていますかここが自動化の対象です
5あいせ税理士さまは、自動記帳を許容されますか月次会計資料を委託されています。先に握っておかないと後で戻ります

5-5. 9月分の初回スケジュール

初回は「新ルールで入力する」のではなく「既存データを新ルールに載せ替える」作業です。

日誰何を
9/20(今日)全員決定7件。その場でバックアップと列追加まで
9/21〜9/26澤田過去分に仮置き。合計 19,738,794円が変わらないことを確認
9/27〜9/30加藤さま・佐瀬さま要確認行を確定(税区分11行を含む)
9/30担当メンバー9月分の着金・支払いを入力
10/1全員新ルールで運用開始
10/3佐瀬さま未分類とチェックを潰す
10/6佐瀬さまマネーフォワードと突合
10/7加藤さま9月分の締め・初回完了

6確認しておきたいこと

#確認したいことなぜ
1決算期はいつですか締めの精度をどこまで上げるかが変わります
2顧問税理士との連携の頻度(月次で見てもらうか、決算時だけか)締めの相手が変わります
3経営顧問の方に、いつ・何を出すのですか締めの締切が決まります
48月分の請求書・月次業務報告書は提出済みでしょうか契約 第4条2項・第5条

税理士に確認が要るもの(持ち帰り)

7会議の最後に5分(別件・加藤さま)

常駐PCの死活監視が、設置以来1度も成功していません(失敗131回・成功0回)。 止まっても誰にも通知が飛びません。 手順は共有ページの「常駐PCの死活監視を動かす(5分)」に置いてあります。

⚠ これは澤田の設計ミスです。エラーが人に届く経路を用意していませんでした。

濱風商事さま / 澤田 2026年9月20日作成
根拠:毎朝の記録13日分(9/8〜9/20)/管理シート全行の実測(9/19・9/20)/契約 第4条2項・第5条